コラーゲンの体内分布

コラーゲンはタンパク質の一種です。人体の15〜20%はタンパク質でできていますが、そのほぼ30%がコラーゲンです。

コラーゲンは細胞外マトリクス(細胞と細胞の間を充填している物質)の主成分として繊維状や膜状の構造で細胞をつなぎ合わせ、組織に強度と弾力を与える働きをしています。例えば「骨」と言えばイメージするのは「カルシウム」ですが、骨にはコラーゲンも多く含まれており、カルシウムを保持しつつ骨が簡単に折れないよう衝撃に対する弾性を与えています。

コラーゲンは骨の他にも筋肉の靱帯や腱、軟骨、皮膚、血管や内臓などの器官に多く含まれています。

コラーゲンと老化

肌と老化説明図

このように人体において重要な役割を果たしているコラーゲンですが、加齢にともなって新陳代謝の速度が低下していきます。10代後半〜20代半ばをピークとして、40代ではその半分近くにまで落ち込みます。

新陳代謝の速度が低下するとコラーゲン全体の量が少なくなるとともに、能力の低下した古いコラーゲンが残るようになります。その結果は肌のシミやたるみ、筋力の低下、関節の痛みや変形、骨粗鬆症など骨の強度不足といった形で現れます。また血管からは弾力が失われ、心筋梗塞や脳出血・脳梗塞といった疾患の一因ともなります。

これらの現象は、生物の老いにともなう機能低下、つまり「老化」です。老化のメカニズムはまだ詳細には解明されていませんが、コラーゲンの不足が老化の原因のひとつであることは間違いないようです。

コラーゲンとアンチエイジング

コラーゲンに美肌効果があることが判明してより、多くのコラーゲン商品が販売されてきました。しかし美肌・美容効果が強調されすぎたあまり、コラーゲンの他の良い部分が置き去りにされてしまった感があります。

グルコサミンやメチオニンを含むコラーゲンでは、美肌・美容効果はもちろん、疲労回復や関節痛の緩和、肝機能の強化による血中コレステロール値の減少、心機能の強化にともなう新陳代謝の向上など、身体に若さと健康を取り戻す多くのアンチエイジング効果が期待できます。そして身体が若さを取り戻せば、健康をともなった本当の美しさが自然と戻ってくるはずです。